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聖(セイント)夫婦
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先日ネットで若い女性が彼からティファニーのダイヤの婚約指輪を贈られたけれど
あまりにもダイヤが小さかった(0.24カラット)ので 号泣した由の記事を読み
社会人2年目の彼としては精いっぱいだったのでは・・・?と些かお気の毒になり
指輪にまつわるある感動的なシーンを思い出しました

もう20年以上前でしょうか・・・行きつけの宝石店に何かの用事で行った時
一組の中年のご夫婦が熱心に指輪を選んでいらっしゃいました
たいへん失礼ながら宝石店のお客様という雰囲気からはほど遠く ちょっと
場違いな感じでしたが 奥さんが何本か指にはめてそのうちの1本が気に入ったようで
「父ちゃん これがええ」とご主人に示すと「うん それがええか?」とご主人が頷き
店員さんに「これやって」と促し 店員さんは「ありがとうございます ○万円でございます」
奥さんは嬉しそうに指をかざして「はめて帰ります!」と可愛い笑顔でご主人を見上げました
「それではお箱をご用意いたします」と店員さんが奥に入ると ご主人は上着のポケットから
茶封筒を取り出してお札を引き出し ちょっと指先を舐めてお札を数え 出て来た店員さんに
「じゃ これ・・・」と支払を済ませ とても幸せそうな奥さんを従えて満足そうにお店を後にしました
見ていた私は O・ヘンリーの短編を読んだあとのようなほのぼのとした 清々しい感動に包まれました

もしかしたら結婚何十年かの記念かな・・・?結婚当時は指輪が贈れなくて でもいつか妻に指輪を
買ってやりたいと思っていらっしゃったのかも・・・?素敵なご主人 男性ですよねぇ!

宝石は日常的な買い物ではないので 宝石店のご主人や店員さんはいろんなドラマを見ていらっしゃるでしょう
森 瑤子さんがいらしたらいろいろな宝石を素敵な短編に仕上げて楽しませて下さったのでは?残念です・・・

この一件から指輪はすんなりとした白魚のような指にはめられるよりも 長い間の苦労が刻まれた指にこそ
勲章のように相応しいのではないかと思います

このご夫婦は まさに聖(セイント)夫婦でした!

P.S. 写真の指輪はガーネットで 母が横位置のデザインが面白いと この宝石店で買ったものです
    私は1月生まれで誕生石がガーネットなので 母が元気な時に私にくれました 好きな指輪です





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Top▲ | by chic-uni | 2014-05-07 09:11 | Comments(2)
Commented by omosiroya at 2014-05-13 14:50 x
良い話ですねえ   指輪も良い行き先が決まって一層映えていることでしょう。 そのお二人に幸あれ!
Commented by chic-uni at 2014-05-13 17:02
(*´艸`*) ウフ オモさん、いらっしゃいませ!
更新は上手く行ったようですね?

このお話は、とても感動したのでずっと覚えていたのです。
あの指輪は本当に良い人の所に収まったと思います。
今でもご夫婦の大切な宝ものでしょう・・・❤



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