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金澤翔子さんの書 1
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昨日の新聞で山口県長門市出身の童謡詩人金子みすゞとダウン症の書家金澤翔子さんのコラボ企画展が
ルネッサ長門で開催されているとの記事を読み以前から翔子さんの書が大好き でしたので
ひとりの身軽さから朝食を済ませ早速駆け付けました =3 =3 ブッブ~

途中まで有料を利用し「今日はお盆だけど高速はかき入れだから割引はないよね?」
ETCの「料金は350円です」の声に「やっぱりね・・・ま 楽しみに行くんだからいいわ・・」(^^)v

着いて会場に入ると深閑としていて周りに人の気配はありません!?
300円を払って「σ(^^)が貸切ですか?」とお尋ねすると「今まで団体さんがいらっしゃいましたけれど
出られたばかりです」だそうでラッキーというかちょっと淋しい・・・?
1999年に2度目のパリ訪問の際にルーヴル美術館でモナリザの前に立った時も5分くらいでしたけれど
部屋に誰もいず私一人で鑑賞できたのです!!5分とはいえモナリザを独占なんて・・・꒰ღ˘◡˘ற꒱♥︎

端正で美しい書を観るとこころが整いますが翔子さんの書は加えてどれも勢いがあり表情がとても豊かです
観る人を元気づけ幸せな心地にさせるのですね
 
金子みすゞ 金澤翔子 ひびきあう詩と書
書家の成長の傍らにはいつも童謡詩人がいた・・・ふたりの魂は時を越えてこだまする!!


本の表紙と帯に書かれたキャッチコピーが内容を如実に表しています
これほどみすゞの詩を最適に表現できる書家はいないのでは?と思えるくらい見事です
本当に凛として二人の魂がこだましているのがはっきり感じられます


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この詩はずっと若い頃読んだことがあり「海の中では何萬の鰮のとむらいするだろう」この表現に
こんな感性を持った詩人がいるんだ・・・と衝撃を受けたのを覚えています
その時金子みすゞの名前も認めたと思いますが残念ながらこの時はこころに刻まれませんでした
その後紆余曲折を経て金子みすゞが世に認められ地元の仙崎に「金子みすゞ記念館」が開設され
今 全国からみすゞファンが訪れています
恥ずかしながら私もこの度初めて訪問しました ^^;
隅々まで心配りが行き届いた気持ちの良い空間にみすゞの生い立ちから晩年までが詳しく記されて
あの時代子供と引き離されるのならああするより(毒を飲んで自死)仕方なかったのかな・・?(ノ_・。)
享年26歳は胸が詰まりました・・・

本と一緒に気に入った書のはがきも買いましたのでこれはまた明日にでもお目にかけますね





Top▲ | by chic-uni | 2017-08-16 14:17 | Comments(0)
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