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あっちゃんのお話 宮島編
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あっちゃんのお陰でどうにか運転できるようになり  ある秋の一日 宮島に紅葉見物に
出かけました

この日あっちゃんは夜勤明けで 高速に入った所で私が運転席に座り あっちゃんは
「ちょっと寝るから気をつけて運転せいよ 宮島に着いたら起こせよ」と言って助手席で
寝てしまいました 
「はい (自信はないけど)お任せ下さい」とゆっくり発信し高速に乗り 始めは他の車と
同じスピードで走っていたのですが セドリックが快調に走るのでだんだん顔がフロントガラスに
くっ付きそうなくらい前のめりになり アクセルは踏みっ放し・・・ 前しか見ていない・・・
 \(◎o◎)/!

周南を過ぎビュンビュン飛ばしているとあっちゃんがむっくりと起き上がり いきなりパッコ~ン!
「アイタ!」
「誰が140km出せってや!!
 上手になってからにせい!!」

        
「えっ?あ 本当じゃ すんません・・・ (*_*;」 スピードメーターは140kmを指していました
「スピードを落とせ 二人共死ぬぞ!!」「はい」スピードを落としながら「恐かった~~ (ーー;)」
「寝ちょってもいやに早いのぉと思やぁ このスピードじゃろ うかうか寝てもおられんわい!」
「調子こいてすみません・・・」 これまた。:゚(。ノω\。)゚・。うぇーんです

無事宮島に着き駐車場を探せど 観光シーズンの休日なのでどこも満車で空きがありません
宮島に渡る船着場の前の駐車場で一台だけ空きがあるというので「ラッキーね (*^^)v」と
喜んだのですがおじさんが「これに入るかねぇ?誰もよう入れんのよ」と言うではありませんか!?
あっちゃんが降りて端の変形駐車枠の幅と奥行きを確認していましたが 「入るじゃろう・・・」と
運転席に戻り私は降りてお手並みを拝見しました
あっちゃんは右に左にハンドルをくるくると切り 大きなセドリックをゆっくりピタリと入れました!
「あっちゃんお見事!」☆パチパチ☆ヾ(゚ー゚ヾ)^と拍手しましたよ ちょっと誇らしかったです
驚いたのはおじさんです ボンネットを叩きながら「お客さん上手いねえ!これ一発で入れたのは
お客さんだけよ!誰もよう入れんのでここは何時でも空いてるんよ びっくりした~!」ですって
あっちゃんが小さい声で「俺は運転手でよ・・・」と言ったので「あっちゃん 大きい声で言ったら?」
「恥ずかしい・・・」 ( ´艸`)ウフ やっぱり気が小さいのです

ここでお昼を食べたのですが何を食べたか忘れました? はい 次行きます
船着場へ行くのに横断歩道を渡ろうとした時にあっちゃんが私の腕にさばり着いて来たので
よろけたのかと思って見ると 「ヒヒヒヒヒ・・・(^^)」と照れ笑いしています
ああ腕を組みたいのね?でもこれ逆じゃない?普通女性が男性の腕に手を添えて・・・?
これじゃあまるで私が男性を引きずって歩いてるみたいじゃない!?
ま いいけど・・・ ^^;

宮島に渡る船に乗り景色も良く 風が頬を心地良く撫でてうっとりしたのでついあっちゃんの
肩に頭を寄せて「あっちゃん気持ちいいねぇ」と言ったら 「お 今甘えたのぉ?」とのお言葉に
「え?^^; (甘えちゃいけないの?)フン!」ムードがない人ね!(`´)

       



さて宮島に着いて紅葉谷に向かっていると 途中鹿が何匹かいたのであっちゃんが近寄り
擦ろうとしたので「カブルよ」と注意するとあっちゃんは親しみを込めた口調で「カブルかね?」
と鹿の頭を撫でました
「カブルなよ」なら分かりますが「カブルかね?」なんてカブッて欲しかったのかしら・・・(ё,ё) ?
あっちゃんは時々意味不明なことを言います・・・

紅葉谷の入り口は観光客でごった返し 歩くのも時間がかかりそうでしたが「あっちゃん行こうよ」
と言うと「あんた行っておいで 俺はここで煙草を吸って待っとくから」「エエ~ッ!二人で来たのに
私が一人で紅葉見物なの?」 「俺は歩くのに慣れてないから疲れるんよ」「あ そう・・・」
結局一人で紅葉見物に行くことになり 大勢の観光客と一緒に錦織り成す紅葉路をとぼとぼ・・・
初めから一人で来たのならまだしも この状況では美しい紅葉も今いち楽しめず 途中で
引き返しました
「ありゃ もう帰って来たの!?」「うん 紅葉よりあっちゃんが気になってねぇ・・・」
「そりゃあ 悪かったのぅ 紅葉饅頭としゃもじを買ってやろうか?」「しゃもじ!?」「宮島名物よ」
「所帯を持ってないからいいわ 家にあるもの」「お母さんの分も 好きな紅葉饅頭を二つ買え」
「じゃあ 詰め合わせがいいわ」ということでお土産も買ってもらい 帰りはあっちゃんの運転で
ドンドコドンドコ飛ばして帰りました

 *^0^*アハハ あっちゃんでも140kmは出しませんでしたよ!
もう20数年前のお話でした~




        
        
Top▲ | by chic-uni | 2013-08-26 11:46 | Comments(2)
Commented by ヘラとアミ at 2013-08-28 19:50 x
キャー! わたしも一度出してみたかった!140キロ
すごい。
そして一度できれいに駐車!誰もできなかったところに!ブラボー!
パチパチ。 見たかった!
20年前  みんな若かった?!
Commented by chic-uni at 2013-08-28 22:20
はい 誰も皆「あの時君は若かぁった~~♪」 ヽ(^o^)丿

いや~、よく無事でしたね。140kmでしたから・・・。
そうそう、あれは見事でしたよ。おじさんが興奮していましたもの!
さすが餅は餅屋と言いますか、道によって賢しですね。
あっちゃんは冗談ばかり言っているみたいですけれど、決める時には決めるのです!
決まらない時もありますが・・・。^^;


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